こちらは戦前、戦中に用いられた車両搭乗員用遮光眼鏡（KraftfahlerSchützbrille)になります。

戦前、戦中の道路状況は現在とは異なり未舗装道路を走行すると埃がひどいことから、特別な車両用の

ゴーグルを用いて移動することが一般的でした。

夏場の強い日差しを遮り視界を良好にするために黒く染められたガラスをはめ込んだ簡易型遮光眼鏡です。

生成りのやぎ革にガラスレンズを亜鉛メッキフレームで挟みこんだ本体をゴムひもで固定して使用する簡易版の遮光眼鏡（サングラス）仕様となっております。

レザー製なので目の周り、顔にすごくフィットするので隙間から埃が入りにくい仕様となっています。

本格的なゴーグルというよりも、当時でも入手しやすい価格で製造されたもののようです。

ゴム本体は劣化していたので、交換しております。

本来であればゴーグルケースもありますが、この固体には本体のみで発見しています。

もちろん戦中でも使用された簡易版車両搭乗員用遮光目がねです。車両系のリエナクト、リビングヒストリーでも存在感ばっちりの遮光眼鏡です。