当工房がご提供する仕立てはとりわけWW1-ヴァイマール期、NS時代のドイツ軍の野戦服、制服を中心に仕立てを行っています。
とりわけウール製野戦服に関しては当時の縫製資料を基に、実物野戦服を参考に忠実に当時の製作指南書に従い再現しています。
一般に流通しているレプリカに比べ数倍の値段をします。理由としては、
1.実物の野戦服、制服のディティールを基に再現
2.当時の縫製指南書に従い型紙をそれぞれに合わせ製造、仮縫い、本縫いの工程で製造している。
3.生地はすべてドイツの高級生地を使用。(ミハエル・ヤンケ社でも使用している生地です)この工場には直接訪れて製作者や営業担当者とも会い工場見学まで行っております。
そしてコレクターでもある当方が時間をかけて製作。
厳密なリサーチと妥協のない製品を製作すれば、時間とお金がかかるからです。
現状のレプリカに満足しない、忠実な複製を着用したいという上昇志向なコレクターにご満足いただける製品を提供していこうと思います。
Pricing
■ドイツ陸軍・武装SS野戦服 German Field Tunic (Die Feldbluse)
陸軍 Das Heer M33~M43野戦服 84800円 → 2023年度改定97000円 昨今の材料費高騰により
武装SS Waffen-SS M34~M43野戦服84800円 → 2023年度改定97000円 昨今の材料費高騰により
Polizei 警察野戦服M41-M43
各戦闘用野戦服M44短野戦服は78800にて製作→ 2023年度改定90600円 昨今の材料費高騰により
基本仕立仕様は以下の通り
糸:実物40Fach糸、19㎜実物ボタン(再塗装済)、15㎜樹脂ボタン襟布、袖に使用※紙製ボタンは別途
生地:ウール100%ドイツ製平織生地またはオーストリア、イタリア製生地を使用。
裏地:コットン、レーヨンの綾織生地またはナイロン(ペルロンに準じたもの)
■ドイツ警察勤務服/ヴァイマール期野戦服
いわゆるRock型の勤務服/野戦服は胸芯が入っており、仕立が全く野戦服に準じた仕様でないため、胸芯の追加費用として野戦服製作費に15000円プラスで承ります。
■ドイツ将校服 German officer/high ranking leader tunic
Rock、Dienstbluse、Feldbluseは148,800円→ 2023年度改定169,800円 昨今の材料費高騰によりにて承ります。
基本仕立は使用は以下の通り
糸:実物40Fach・50Fach糸、実物将校用ボタン(※シルバーメッキ仕上げのみ)
生地:ウール混紡トリコット織またはギャバジン織生地はドイツ製とイタリア製のみ使用しています。
裏地:コットン綾織り、レーヨンまたはナイロンを用いて製作。
市場に流通している既存メーカーの将校服の場合、化繊の接着芯なるもので芯地で製作されておりますが、汗や夏場の温度、保存状態で簡単に着崩れ、体の構造上の不自然なしわが付きます。またフィット感がないため、体形に沿ったドイツ小独特の制服の美がありません。
ドイツ将校服は陸軍/武装SSともに芯地がびっしり入ることもあり、現代の高級スーツや当時の製法にならい、馬毛をもちいた”毛芯”にてハザシと呼ばれる手縫いにて芯地を製作します。また工程の7割近くを手縫いにて行い、当時の製造工程にならい手間をかけて製作しております。肩パットほか総裏地仕様となります。
■製造工程について Work process
すべての工程は、サイズのヒアリング、型紙起こし、サイズ調整用仮縫い(綿生地にて)を行い、
送付先後でサイズ調整を行い、型紙修正、本縫いの6つの工程をかけて行います。
普段製作するものに比べ格段に手間をかけて製作しています。
アームホールや、袖丈、胸囲など細かな微調整を得て完成させています。
その手間をかける理由は、せっかく大金をかけてまで既存に流通する服よりも仕立ての良い服を欲する
お客さんのためです。
リアル志向の高いあなたのためのオンリーワンを作るために時間をかけて製作しています。
通常この6つの工程をこなすのは最短2か月かかります。
将校服は、ハザシと呼ばれる手縫いの芯地製作工程も入りますので3か月は完成までかかります。
時間と手間をかける分実物に近い、体形に合ったアイテムを製作することができます。
■記章類は持ち込みが基本となります
記章類は基本持ち込みとなります。この値段だから記章も込みだということに不満を持つ方が過去にはいましたが、記章類はそれぞれ好みや志向が違うので極力自分のイメージに合う記章をお送りいただくことになります。