こちらは今からおよそ2年前に仕立てた武装SSトーテンコップフ師団仕様のM41野戦服になります。
武装SSは独自の調達ルート、制服工場の仕立てがドイツ国防軍とは異なることは
何度かこのサイトででもご紹介しました。
武装SSの独自調達ルートで仕立てた実物のM41野戦服を入手することができたので
今回改めて武装SS仕様の”陸軍M40”に相当するM41野戦服となります。
使用したウール素材は、実物に比べて少し明るめの青みがかったウールを記事を用いており、1m当たりの重さはおよそ480gという
通常用いているドイツ製ウールよりも厚手の生地を使用しています。
この生地は綾織のウールで織り目にくっきりとツイル仕様の模様が見て取れます。
武装SS版M40とも呼ぶべきこの野戦服が陸軍型と比べて異なる点をいくつかご紹介しながら
この野戦服を解説していきたいと思います。
陸軍型M40との相違点
1.襟のつくり
陸軍型は襟首に合わせて円形のつくりであるのに対し、SS型襟はほぼ直線仕様で襟首に合わせてアイロンプレスで形つけている
2.袖のつくり
陸軍型は”くの字”型の袖作りであり、SS型のM41からは袖が緩い直線的な袖作り
3.服の前合わせラペルの深さ
陸軍型は開襟を前提としたつくりではないため、ラペルが深い、それに対しSS型は浅め
4.ポケットのつくり
陸軍型のポケットプリーツの幅とSs型はポケットプリーツの幅は狭い。
腰ポケットに至ってはSS型は陸軍型に比べ一回りポケットのサイズが左右上下に小さい。
5.内装の違い
陸軍型とSS型を見分ける一つとして、内装のつくりがSS版は簡略化されている。
また、内装用サスペンダーを抑えるフックがある個体とない個体があり、当方で持っているものは
サスペンダーを抑えるフックがない個体。
これを押さえて意識し、パターン制作時に実物を手に取りながらディティールを加えて仕上げています。
また襟章はチェコ製の非常によくできた1941年以降の”右向き”機械刺繍の髑髏を取り付けています。
階級は最下級であるSS-Schutzで仕上げています。
下襟はSSではよくある開襟仕様で着用を意識したので、アイロンプレスで”しつけ”をしてネクタイと党シャツを使用する開襟着用前提で
下襟に折り目を入れてあります。
アドラーは17年来僕のお気に入りのイタリアの記章メーカーのBevoアドラーをSSの典型的なジグザグパターンでミシンで仕上げています。
裏地にはSSの野戦服で目にする光沢のあるレーヨンの古い生地を用いています。このレーヨン生地はドイツで発見した
ものを使用しています。
このウール野戦服は当方の製作の例にもれなくつく、実物のボタン、ホックなどを用いて製作。
背面のベルトフックは、実物のフックを用いて、内装サスペンダーを使用しない取付方法でつけています。
サイズは胸囲100㎝、袖丈62㎝、着丈68㎝、ウエスト97㎝にて仕上げています。
何度かイベントで着用したものですが、今回少しダイエットしたことでジャケットのサイズが大きくなってしまったので
販売することにした中古品となります。
ワンオフで作った野戦服ですが、この生地はあと1着分を残しての在庫なので同じ生地を用いて製作するかは未定です。
通常の仕立て料金よりもお求めやすく中古品であることを理由に特価でご案内します。

























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