こちらは今から2年前の2019年ドイツの骨董市にて発見した
イタリア軍のM29迷彩ポンチョです。
Telo Mimeticoと呼ばれる迷彩パターンで
イタリア軍を代表する迷彩装備になります。
世界で初めて導入された迷彩装備をイタリア軍は、ポンチョ兼、テントとして使用し、
有名どころでは第二次世界大戦では1943年9月のイタリア軍降伏後、イタリアのRSIを始め
ドイツ国防軍や武装SS,警察などの各組織によって迷彩装備を接収し、契約生産工場を始め、
現地の被服修理中隊などによって積極的に使用されました。
そのため、残存するイタリア軍支給型の迷彩ポンチョの数はドイツ軍ほど多くはあありません。
今回ご紹介するポンチョは、そのイタリア軍型の迷彩ポンチョとなります。
【コンディションについて】
全体的に迷彩パターンには退色が見られます。
そのため全体的にホコリがかった白さがありますが、迷彩パターンを確認することはできます。
戦場で酷使された後の様で、ポンチョ同士をつなげるためのベークライト・ボタンにもかなりの欠品があり、
グリースの後のような跡もところどころみられます。
一部破れがありますが、原型をとどめています。
サイズは縦178㎝、横180㎝の大きさです。
イタリア軍の大戦中のポンチョの迷彩パターンは、原隊2枚をつなぎ合わせて
製作していますので、左右の幅は迷彩生地のパターンと一致します。
第二次世界大戦後もイタリア軍では大戦中迷彩パターンを継承し、使用したことでも有名ですが、
残念なことにパターンと色合いはかなり差異があります。
状態は良くはありませんがドイツ軍の接収を免れて、戦場で酷使され
第二次世界大戦を生き抜いた貴重なアイテムとして手に入れてみませんか?
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