こちらは2022年にドイツより2か月かけて届いた
戦前初期型のポンチョ用ストラップになります。
こちらのストラップはポンチョをYサスペンダーや、腰のベルト、雑のうなどの
Dリングに通して使用されたものです。
こういったストラップ類は、初期ではナチュラルレザーで仕上げられており、
部隊支給時で黒に染め直される処理がされております。
戦争突入前には黒革に変更されております。
バリエーションとしては
熱帯用と呼ばれるウェブ製のもの人工皮革(または圧縮紙)にて仕上げられた末期のタイプがありますが
非常に高額で市場で取引されています。
今回ご紹介するストラップは非常に丁寧かつ上質の革で作られており、
通常ではメーカーと製造スタンプが押されたものなのですが、
今回ご紹介するタイプはD.R.G.M(Deutsches Reichs Geschütz Muster)
ドイツ帝国商標保護いわゆるドイツ国内の産業用パテントのスタンプが押されています。
DRGMは多種多様な産業用製品に授与されており、製造メーカーの保護のためにDRGM取得したメーカー
はすべてこのスタンプを押すことを許可されていました。
実際にメーカーとDRGM表記スタンプが押されたもの、DRGMのみのスタンプのみなど
のスタンプが押されていたりしております。
このストラップはDRGMのみの表記がスタンプされており、メーカーなどのスタンプは見当たりません。
購入当初、実物ということで今から2年前にドイツのカッセルのミリタリーメッセで購入したものです。
最初はチェコ軍の戦後品ではないかと思いましたが、使用皮革、ディティールに違いがあったので
最初からドイツ仕様で製造されております。
またこちらのストラップは当方が所有する党組織サスペンダーと裁断、材質、ミシン縫いピッチを
確認し実物として判断を下しております。
未使用といえども、金具類からの錆が出ておりますが、フィールドグレーの塗装も残っております。
実物ストラップの未使用品は市場でも極めて目づらしく、使用感の或るものでもドイツ本国ヨーロッパでは
1本40ユーロ程で取引されています。
貴重な未使用品としてあなたのコレクションにぜひ加えてみてください。
長さ:56㎝、ストラップ幅:18㎜
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