こちらはすでに絶版となったアメリカのロストバタリオン社製のドイツ陸軍M42野戦服になります。
いまから20年前から3年前まで絶対数は少ないですが、アメリカ国内をはじめ海外の一部のルートで
販売されていたメーカーです。
当方もこれまで数着ロストバタリオン社の野戦服を扱ったことがありますが、当時のレプリカのレベル、
現在で見てもなかなかの完成度で、しっかりと実物のディティールをうまくとらえたレプリカでした。
とりわけアームホールもしっかりとウエストがきれいにできるようにも小さめに作られておりました。
ロストバタリオン社の野戦服は着丈が短く製作されているのが特徴で、着用した時の格好良さはなかなかのもです。
ウール生地も中期以降のフェルトグラウをうまく再現した重量感のあるウールで雰囲気もばっちりです。
今回当方で所有していた最後の野戦服として今回店舗にアップすることにしました。
このM42野戦服は当方で手に入れた後若干野戦服に修正を加えております。
■胸ポケットの位置の変更
ロストバタリオン社の野戦服は完成度はなかなか高いアイテムですが、若干見栄えをよくするためか
オーバーな演出が少し見られます。特に胸ポケットの位置は脇側に取り付けられがちなので、ポケットを
服の中心部に移動。それに合わせてポケットフラップも移動させています。
■襟章とアドラー
購入時に取り付けられていたアドラーは前所有者に拠って取り付けられていましたが、出来がいまいちなので
襟章をフェイクのマウスグレーの襟章、アドラーをサムズ製の中期型に変更し、アドラーはジグザグミシンにてステッチしています。
左袖には実物のOberGefreiterの袖章を実物の生地の台布をつけジグザグステッチで縫いつけています。
第2ボタンホールの二級鉄十字リボンは実物、東部戦線従軍リボンはサムズ製のレプリカを取り付けています。
それ以外はボタン類は雰囲気が良いのでそのままにしております。
肩章はかなり昔に僕が作った猟兵科のパイピングを付けたフィールドグレー生地の肩章を取り付けております。
■状態
コチラは以前10年前にアメリカ人コレクターから買い取ったものですでに中古品である程度の使用感がありました。
まずは、ウールの擦れがところどころありますが、破れや裂け等、虫食いは見られません。
襟の返し部分は首の擦れがあります。
裏地のレーヨンは、着用時の擦れで毛羽立ち、ポケットの位置を変更したことによる縫い跡があります。
中古品であることをご理解いただければと思います。
サイズは胸囲100㎝、袖丈60㎝、着丈62㎝でかなり着丈が短い仕様です(当方での改造は一切ありません)
そのためポケットも実物よりも3センチほど小さくなっています。
いまや全般となりアメリカ本国でも高額取引されることのあるレプリカで、惜しまれつつもビジネスを閉じてしまったメーカーのアイテムです。
オーバーな演出はありますが、細かなディティールをうまく再現したかなり好きなメーカーの野戦服です。
日本での流通量も極端に少ないこの野戦服を手に入れてください。
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