コチラは昔にフランス人コレクターからMP40マガジンを購入した際にゆずってもらった

MP38/40の革製マガジンポーチになります。

このマガジンポーチの製造元は不明で、僕自身の知る範囲ではメーカーは不明です。

中国製、インド製、パキスタン製のいずれかで製造されているかと思いますが不明です。

このポーチは牛革で造られており、作りは初期型の革製のMP38の採用に合わせて作られたモデルを再現しています。

詳細に関しては写真をご覧いただければ、左側前面のマガジンローダーを入れる部分がポーチの前面に入るように作られた初期型を再現していますが、YサスペンダーをかけるDリングはなぜか後期型のものを再現。

実際のマガジンポーチとは違う形で取り付けられているようです。

また刻印も購入後につけられた跡に打たれているようでヴァッフェンアムト、製造メーカー刻印、製造年43年

MP４０と打たれていますが正確な刻印ではありません。

入手時、あまりにも柔らかい牛革でできていてマガジンポーチが型崩れを起こしていたので

ロウを溶かし、マガジンの形に合わせて硬化処理を施しています。

革自体に硬化処理といっても、蜜蝋独自のしなやかさで革を保護しており、完全には固い状態ではなく

保湿状態を保った形で硬化させています。

そのためマガジンを抜いても型崩れすることはなく、きれいに形が整えられています。

硬化処理を施すことできれいに形を保っているのでかなり見栄えが変わっているのをご覧になれると思います。

ワックスの層は加えて防水処理機能が格段に向上しているので雨や水に対しても耐水性がアップしています。

保管方法はそのまま水と乾いた布で磨くことでさらなるつやを出すことができます。

型崩れは元の状態に比べしにくくなっておりますが、マガジンを入れるなどして形を保つことができると思います。

初期の陸軍や空軍、武装SSのほか警察などの舞台に使用できるマガジンポーチ。

市場に出回っているアイテムですが、ワックス処理を施すことで見栄えが変わっているかと思います。

ぜひこの機会にアップグレードされたマガジンポーチ手に入れてみませんか？

実際の革の保管処理、硬化処理でも使用される蜜蝋処理で本来の革のツヤも靴墨で取り戻しています。