今回ご紹介するのは2年前に製作したM37野戦パンツを”武装SS版”M37野戦パンツに改造したパンツとなります。
生地はいつも野戦服製作で使用するドイツ製の圧縮された美しいメランジュウールを用いています。
37年式野戦パンツとよばれるこのパンツは、陸軍にて新規に採用されたパンツで、
同様に武装SSにも導入されています。
今回の武装SS版の野戦パンツはほぼ陸軍型のデザインを踏襲しつつ独自の改修を施しています。
■陸軍と武装SSパンツの決定的な違い
それは、細身の改修が施されているということです。実際に当時の写真を目にしても
ほぼ初期のSS-VT,TVの兵士のパンツは細身であることが多く、ストレートパンツに手を加えられています。
実際に実物を手にする機会を見ても細身である場合があります。
もちろん、陸軍の兵士でも細身に改造された例があり、写真でも目にすることがあります。
それを意識して、今回借り受けた野戦パンツを例に前回製作したパンツを改修して仕上げております。
イメージはテーパードと呼ばれる裾にかけて細身になっていく現代的なデザインですが、極端に細くはなく、全体的に足回りに改修を施しています。
それ以外はそれと言って手を加えてはいません。
ストレートパンツに用いられているサスペンダー用の亜鉛ボタン、前合わせの樹脂製ボタン、背部のウエストバックルそれぞれは実物のパーツを用いています。
裏地ですがこれも野戦服用の実物の朱子織のリネンコットン生地を用いて製作しております。
サイズはウエスト86㎝、股下81㎝、全長110㎝、ヒップ100㎝にて製作しており、スタンプとは少しサイズにしておりますwww。
細身にテーパー仕上にすると、ジャックブーツ二裾もきれいに入り、足が長く見えるという不思議な現象が起こります。
野戦服とは異なり、パンツも政策の工程が複雑でなかなか簡単には製造できません。
敢えて今回は陸軍型改修SS型野戦パンツという特殊な製造を再現してみました・
上にこだわるコレクターさんも多いですが、パンツも見せ方では非常に重要なアイテムです。
武装SSはもちろん陸軍でも使用できるパンツをぜひお求めください。
レビュー
レビューはまだありません。