こちらのアイテムはドイツ海軍士官の遺族より譲ってもらったものです。

最初はSodatenhilfeと呼ばれる補修用裁縫セットだと思い、購入したのですが

作りが若干異なるので小物入れとしてご紹介しております。

こちらの小物入れは、Soldatenhilfeと同じく麻綿混紡のフィールドグレー生地で作られており、

ドイツ軍の水筒のフェルト部分のボタンにも使用される花形の刻印の或る真鍮製のポッチボタン2か所

で止められるようになっており、ボタンの裏側には豚革の補強が入っています。

2か所取れそうな箇所があったので当方で当時の糸を用いて補修してあります。

この小物はSoldatenHilfeとは異なりますが、ボタンの形状、生地から当時の軍納入アイテムだと断定しております。

小物入れを購入当時、騎士鉄十字章受賞者を簡単に説明したミニ冊子が付いてきました。

騎士鉄十字章受賞者名はEngelbert　Endraß。彼に簡単な戦火と戦歴を記した貴重なアイテムです。

いつ王裁縫セットとしても利用できるよう、大戦中フランス軍から捕獲したデッドストックの裁縫用の糸と梁を付けてお譲りします。