こちらは
ドイツ国境税関の最初期型ウール制服となります。
国境税関は戦後はやめに設立された組織で、非常に戦中ドイツの雰囲気のある装備で
国境を越えてやってくる違法品や不法入国者を取り締まる役割を担っていました。
かつては、国内外でドイツ軍服の改造品として重宝され、かなりつぶされています。
そして数が激減し、今となってはコレクション価格にプレミアがついてしまいます。
本国ドイツでもBGS、Zollのアイテム古ければ古いほど入手が困難です。
加えてドイツでも警察コレクターではこの最初期のタイプの制服はあまり放出されていません。
■現状について
ZOLLをあらわす機械刺繍ないし、モール刺繍の左袖につくパッチ、ボタン、襟章は
購入時点ですべて取り外されています。
また肩章も縫い込み型を用いておりますが肩章も付属しません。
ただ、使用感の少ないロットでしかも70年近くたってもウールの虫食い、虫なめは見たところ全くありません。
加えて表のウール生地、内装の破れも見えません。
BGSやZZOLL関連のウール製アイテムは結構な頻度で虫食いが見られますが、こういった”ダメージなし完全品”
はないかと思います。
表地はBGSおなじみ戦中の警察生地よりも暗めのブルーグリーンのウール生地は独特の美しさがあります。
裏地には現在では流通が少ない、バイエル社製のナイロン生地、戦中の将校服と同じで毛芯、肩パットが入っており
かなり作りの良い制服です。※もう少し時期が進むと、接着心を用いた安い作りになります。
サイズは胸囲98センチ、着丈72センチ、袖丈65センチと日本人でも170センチから180センチほどの方であれば十分ゆとりをもって切れるかと思います。
かなり前に購入し、昔はやったBGS改造服を作る予定でしたが、時間の都合上、服の構造上、思ったより時間がかかるということで断念したのでこの機会に放出することにしました。
最初期型が少ない現在、現状でも徽章、ボタン類がないといえ状態の良い服の入手は少ないかと思います。
今回ボタンが手元にあったので8個おまけでお付けします。
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