■何だかんだ3カ月ブログを更新せず…
こんにちは。
非常に長くご無沙汰しております。
お元気ですか?
何だかんだ最後にブログをアップしたのが、去年2021年12月の武装SSM42改造野戦服の完成後のブログだったようです。
年末は、サムズさんのVショーの準備に駆け回り、
新年早々Vショーに出品するカミさん特製のレーション製作のサポートとか
本業もメチャクチャ忙しくなったりと
言い訳一杯の理由でブログ更新が遅くなりました。
でもです、ちゃんとお客さんのご注文のお品をせっせと
製作しておりましたので、どうかどうか【奴が消えた】なんて思わないでくださいね。
一応ツイッターで最新情報をできるだけ挙げておりますので
そちらをご覧いただければ、どういう状況かご理解いただけるかと思います。(笑)
で、今年一発目のご依頼品がドイツ警察M43野戦服の製作状況と、完成のご報告となります。
■あっとM42じゃなくてM43野戦服だァ~
実はこの注文を受けたのが、去年の9月のこと。
あの時同時期に4本の注文を受けており、注文日ごとに合わせて製作順位を決めて製作していて、
ご依頼いただいた方の注文受注日が最後から2番目ということで、今回の警察野戦服製作の順番となりました。
で、型紙の製作がおわり、生地の裁断と記章類の打ち合わせの間に判明したのが
M43型の警察野戦服ということ。
外観の特徴として、ポケットのフラップが波型アーチであること以外そこまで違いがなかった
ので問題なくM42からM43に注文変更することにあいなりました。
ということで生地裁断もM43仕様の長方形型のポケットフラップで製作しております。
■裏地のゴールドオリーブ生地日本じゃ見つからない
ということで、すでに去年ドイツから直接取り寄せております。
裏地って結構野戦服の見た目を変えてしまうほど重要なチョイスなので
そこは妥協せず、ドイツ製の100%レーヨン生地でゴールドオリーブの光沢ある裏地を使用しています。
実物のドイツ警察野戦服はかなりの確率で、ゴールド系のサテン生地、レーヨン生地、ペルロン(現代でいえばナイロン)生地で製造されており、このイメージを損なわないためにも裏地はドイツより取り寄せております。
■ドイツ警察生地は正確に当時の生地を再現できている?
今じゃ、ドイツ軍レプリカ服は軍、組織系の制服や野戦服のほとんどがラインアップされていますが、
どうもドイツ警察、野戦服系に関しては不足感があります。
もちろん通常の軍やSSであれば需要が高いですが、警察系はどうも低いという需要と供給のバランスのある
ジャンルです。
で今回使用しているドイツ警察生地として使用しているドイツ製のウール生地は
当時のドイツ警察のウール生地を正確に再現しているばっちりな色合いとドイツ製らしい密度あるウールです。実際に僕の手持ちの実物ドイツ警察生地と比べても全く問題ない最高度の再現度の色合いのウールです。
■で、早速裁断
ドイツ製の生地に触れると勝手にテンションのあがる僕は、早速生地を型紙に合わせて裁断しちゃいます。
しかも、なかなかお目に掛かれないドイツ警察野戦服用のBEVO製袖章。
これはご依頼主に送っていただいた実物のデッドストック。
実際に市場にでることがあまりなく、しかも値段も安くはない徽章です。
その希少な袖章がデッドストックの未使用品。仮置きして撮影してみました。
■製作途中の写真を省略して一気にパーツ取り付け個所にワープ
といっても製作段階の写真を取り忘れてしまったという言い訳で一気にパーツを取り付け、トルソーに着せた写真をアップしてみました。
と一気に製作途中写真がかなり省略されていますが、実は細部はかなりこだわって作っております。
例えば正面の裏地だとレプリカM42系以降の野戦服だと方の中心部にある裏地のマチ(折りたたんだゆとりを持たせるためのもの)って省略するんですが、これもちゃんと実物だと、しっかりマチがあって陸軍、SS に限らず警察野戦服にも存在します。これもしっかりと再現しておりまする。
他にも、服の前合わせには、補強用の生地を入れ込んであり(すでにこの状態では見ることできませんが)
型崩れを防ぐように配慮しています。
あと袖と胴体部の袖縫い付け部には補強テープを実物通りに入れ込んであり、袖はきれいについています。(自画自賛)
何気に僕らコレクターって実物服の中身についてみる機会が少ないので、どこがどうなっているなんて
ぼろぼろの実物服やパーツを見ないかぎりわかっていません。(こういう僕もいまだ研究中ですし)
ただいくらか作っていくと分かることもあるので、
ある程度野戦服のつくりも詳しくなってきたような気がしますが、今も修業中です。
■うんちくはどうでもいいですね。じゃ完成品を見て下され
■で勲章類をつけてディティールアップしてみましたよ~
とちまちま書きなぐりながらザクッとブログにアップしてみました。
ドイツ警察組織は師団規模にまで拡大された準戦闘組織の強い色の国家組織で、
野戦師団規模にまで拡大されて、後方のパルチザン戦、末期には正規軍戦闘にも投入された部隊で
かなりドイツ軍部隊の中に組み込まれた組織です。
今回の勲章も歴戦のベテラン”警察官”で、10年勤続章、戦功十字章、東部戦線従軍章、二級鉄十字章が略綬に現れております。
さらにBandenkampf-Abzeichen(パルチザン戦闘章)もつけていることからかなりの戦闘経験を持つ兵士であることは間違いありません。
SA体力検定章もブロンズで、そこそこ古株でもあります。またSS資格章も持つなど、かなりカッチョいい設定になっております。
いずれにせよ、ドイツ警察はマイナーながらも僕のシュミのジャンルであり、またいずれ僕自身用の野戦服を作ってアップできればと思います。
続けてこれからM40型警察野戦パンツも製作していくのでまた完成次第アップしていきますね~
それではまたここに遊びに来てくださいね!
Tschuß!