こんにちは。久しぶりの投稿になります。
ここ4,5カ月本業で沖縄と東京の拠点を行き来する生活で、
落ち着いてサイトの更新とか、新作アップとかできない状態が続いていました。
Twitterも時々過激発言で投降しておりますが
なんだかんださぼっておりました。
そこで新規一転というわけではないのですが、
6月にメルカリなるフリマサイトで
格安ゲットした実物のオランダ改造服をご紹介したいと思います。
ラッキー即買いじゃ♪
ふとメルカリに何が出品されているのだろうか?と覗いたら
オランダ改造服の実物が出品されているではありませんか!
それも格安で。
売主さんに早速メッセージを送り、ちょっとだけ値段交渉して
受け入れてくれたので即買いしたのが6月のこと。
品物が到着しても、それからしばらく東京出張でじっくり眺めることができず
やっとこさ箱から取り出してトルソーにのっけて撮影してみました。
マジこの値段で!で買えたのは幸運。
買った価格はここでは言えませんが、運が良いとしか言えません。
この個体はよく目にするオランダ服とは少し事情が違うようです
通常鹵獲されたドイツ軍による再利用オランダ服ですが、ほぼすべての鹵獲服は
改造されています。
大まかにはざっとこんな感じでしょう。
胸にあるふた付きスリットポケットは無改造
襟は立ち襟から折り返し襟(ダークグリーンまたはフィールドグレー)
腰ポケットがある(ない個体も存在します。プリーツ付き無し色々です)
背部の腰ベルトフックの取り外し、またはドイツ式の取り付け。
前面フラップと袖のパイピングの取り外し。
ドイツ軍の徽章取り付け。
だいたいこんな感じです。
この個体の一番の違いは
【濃いグリーンで染色されなおされている】ものです。
ね、染め直してるでしょ?
しかもわざわざ、裏地をはがして染めて、裏地を元に戻しています。
こんな面倒くさい作業をしてまで再利用しています。
なぜ染めるのか?
これは僕の推理ですが、オランダ服とは違う生地を用いて改造し、
色合いがあまりにも違うため、色の統制を取るために染め直したのではないかと思います。
この個体は、42年式野戦服にならったデザインの胸と腰ポケットが張り付けられていますし、
袖もフレンチカフス仕立てになっています。
生地の質感がオランダ服と違うのがお分かりになるでしょうか?
服の改造された個所との違和感を消すためあえて染め直した可能ですが高いです。
実際に僕がかつて持っていたチェコ服も同じように濃いグリーンにそめなおっされていましたし、しかも裏地をわざわざ外してまで染めた形跡があります。
そして僕が縫製資料として持っている、半分ちぎれたM40野戦服も再生工場で再利用補修されたものでもこのような例があります。
ドイツ軍は前線で持ち帰った野戦服は補修され再支給されており、
時折、表地をわざわざひっくり返して、全く同じデザインで使用された実物も存在します。
再生してまで野戦服を使用しているなんて驚きかもしれませんが、
実際にそういう事例は多く存在します。
このオランダ服もドイツ軍の正規部隊で魔改造wwwされて使用されています。
徽章は後付けですが
うれしいことに国家鷲章(ライヒスアドラー)は後付けでも実物の1型タイプが縫いつけられており、
襟章も後付けながら実物の歩兵科の兵科色入りのリッツエがついております♪
今はじっくり見る限りだとそう見えます。
これからはサクッとオランダ服をじっくりご覧ください。
次回は無改造のオリジナルのオランダ服をアップしてその比較をしてみましょうね~。
ではまたお会いしませう❢❢❢❢