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Mr.k様武装SS将校用襟本体完成!

武装SS将校用襟2ペア!

OffizierKragen von Waffen-SS

こんにちは。

やっとでご依頼のあった武装SS将校用襟。(ふ~)

結構将校襟って手縫い作業がとても多いつくりなんですね。

兵用の襟は、パーツをガーッとミシンで縫い付ければ結構できるもんですが、

将校襟はステッチをかける以外すべてが手縫いです。

ぶっちゃけ指がいたいいたいになるジャイアンのような存在です。

また中には芯地を入れているので、針が通りにくいのなんのって話です。

ドイツ軍の襟に限らず、当時の欧州の軍服は詰襟が主流なので、

それぞれの軍でも仕立服はきっと同じ張りのある立ち襟です。

毛芯という馬の毛を織って作られた芯地を使用すると、柔らかさとハリのあるしなやかな

将校襟には僕はよく使用します。

麻に樹脂を入れて固めた芯材も襟先に入れてより形を保つようにがっつり入れています。

なので、騎士鉄十字章のリボンを首に回すときは、きっと苦労します。(笑)

DSC_1196

上の画像では、毛芯を横方向で上衿全体に芯地を入れ、襟先に縦方向の毛芯を入れてゆがまないように固定しています。

これがドイツ軍将校の顔である、縁の下の力持ちなのです。

でドイツ製のダークグリーンウールは薄手のウールでなければ、この形を作ることはできません。

なので薄手の生地のウールを芯を入れて縫うとこのような形になります。

DSC_1208

でちまちま手縫いすると、こんな感じに仕上がりました。

もともと依頼主が送ってくれた襟章は、実はかなり前に僕が販売した襟章で、なんと純銀のワイヤできた襟章です。

一回り普通のSSの襟章よりも大きいため、襟ぎりぎりの大きさでした。

DSC_1211

で立ち襟を裏側には、バタフライホックと呼ばれる襟布を止めるボタンを貫通して縫い付けています。

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この真鍮製のバタフライホックは、上下にペシペシ動きます。で精密部品なつくりのボタンは、100年近くたった今でもばっちり動く優れたドイツ製‼なのでした。

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ボタンを上に動かした状態です。この状態で襟布を取り付けていきます。学ランを着ていた人なら

襟布をつける際、似たような真鍮パーツ使っていませんでした?

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これはもう一つのバリエーション。リング状のバタフライホックです。

これは上下のパーツが動く仕組みで、両方をパチンと閉じて、襟布を止めます。

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両方のバタフライホックの違い。興味深いですね。ドイツ将校服には必ずといっていいほどこバタフライホックが付いています。

DSC_1212

で襟本体が完成です。襟章はグレーの糸で手縫いし、型崩れ防止用に襟の返し部分に白い糸で外周を縫っています。これはジャケット本体に縫い付けるまでこの状態で起きます。

DSC_1213

まずは本体が完成しました。あとは、襟布の製作に入ります。

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