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戦争のはらわたのシュタイナーのモデルとなった実在の英雄

カラー化されたポートレート

こんにちは。

ツイッターで過去に挙げたネタで

ドイツ軍マニアが絶対見るべき映画「戦争のはらわた」のOberfeldwebelロルフ・シュタイナーのモデルとなった実在の人物を上げるとかなり反響があったので、今回は簡単に彼の経歴をご説明できればと思います。

戦争のはらわたは、ヴィリ・ハインリッヒの小説「Willing Flesh(英題)Geduldige Fleisch(原題:強靭な肉体)」を映画化したのは有名な話ですよね。

このプロデューサーがドイツ人のポルノ王で儲かったお金を自身の東部戦線の体験をもとにした映画化を

希望し、狂人監督サム・ペキンパーが快諾したという逸話もあります。

でもですね。

実はこの映画の原作のモデルとなった主人公が実は実在した人物をモデルにしたという話です。

そもそも原作者のハインリッヒは東部戦線の従軍経験をもとにこの小説を書き上げているのです。

でしかも小説では明言はしなかったものの、実在のモデルとしてシュタイナーを書き上げたのは

実はモデルとなった人物の部下で共に戦ったというエピソードがあります。

その人物はヨハン・シュベルトフェッガ―です。

Oberfeldwebel Johann・Schwerdfeger

彼はの軍歴は1935年にさかのぼります。

1937年までの間、第84歩兵連隊へと配属され1939年のポーランド戦役では

第73歩兵師団第187歩兵連隊へと所属しポーランド占領に従事します。

しばらくは彼について記述がないのでそのままの所属歩兵連隊で

独ソ戦を迎えていますが、不明な時期に第73猟兵連隊へと配属されているようです。

それからしばらくして、1942年彼は第73猟兵連隊からさらに第101猟兵師団第228猟兵連隊に

配属替え(つまり南方軍集団)となり、コーカサス地方のドン河畔のロストフ、マイコープでの戦いに従事します。

それからのちに1943年。戦争のはらわたの舞台である、クリミアにあるタマン半島のクバンにてシュタイナーの活躍の元となる戦いを繰り広げるのです。

それからして彼は、第一中隊の小隊長としてドイツ軍人最高の勲章である騎士鉄十字章を1943年5月17日を受賞します。

(※ここは原作と映画の内容が異なりますが)

それから1年後”フーベの包囲戦”と呼ばれるソ連の3月攻勢カメネツ=ポドリスキー包囲戦に従軍中、

重傷を負います。

騎士鉄十字章を受章してほぼ一年後の1944年5月14日、騎士鉄十字章に柏葉が追加、同時に戦車撃破章を2つ授与されます。

その時のポートレートがコチラ

1944年5月受賞時のポートレートだと思います

重傷を負った彼はそのまま第101猟兵師団へと原隊復帰しますが、無事戦争を生き抜き

戦後は大工となり2015年12月に人生の幕を閉じます。

戦争のはらわたの超マイナーなトリビア

①映画途中のソ連軍の攻勢で戦死するマイヤー中尉は、ドイツ語オリジナルではシェーファー少尉。

②ブラント大佐の階級と名前は元々は中佐で名前はシュトラウス中佐がドイツ語オリジナルの小説に記載があります。

③劇中ブラント大佐が来ている制服実は映画「砂漠の鬼将軍」で紛失したロンメルの本物の軍服の徽章を取り換えて着ている(ウソ、ウソ、冗談ですッ)両方ともリチャード・メイソンが演じているからです。

多分。。。知らない方多いと思います。

原作に近いシュタイナーって実は「戦争のはらわた2~戦場の黄金律」のリチャードバートンが近いかもしれません。

前回同様アンセルムが登場します。

というのもシュベルトフェッガ―の写真の野戦服は大体41年型野戦服が多く、R・バートン=シュタイナーも41年型の野戦服だからです。

余談ですが、冒頭シーンに登場する衛生兵は映画イングロリアス・バスターズに登場する”ハンス・ランダSS大佐”こと若き日のクリストフ・ヴァルツが登場しています。(笑)

今回はツイッターで流した情報が反響があったので補足としてブログのネタとしてアップしました。

それではまたここでお会いしましょう~

やっぱシュタイナーってこれだよな~

俺たちの永遠のヒーロー、ロルフシュタイナーことジェームズ=コバーン

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